ここではまず、ビール・発泡酒・新ジャンル商品のそれぞれについて、現在、小売価格1本あたりに、どのくらいの率で税金がかけられていると思うかを事前の情報がない状態で答えてもらいました。 ビールでは「20〜30%未満」の22.6%を筆頭に、以下、「30〜40%未満」(18.6%)、「40〜50%未満」(15.0%)、「50〜60%未満」(9.1%)「10〜20%未満」(8.7%)と続き、「分からない」(21.3%)という人も2割強見られました。 現在のビールの税負担率は「46.2%」ですので、正解(40〜50%未満)は2割に満たない15.0%ということになります。しかし、実際の税負担率よりも低い“40%未満”だと思っていた人が半数を超える51.1%を占めており、平均は「35.3%」となっています。 次に、46.2%という現在のビール大びん1本の酒税と消費税を合わせた税負担率を提示し、それを知ってどう思うかを聞いてみたところ、「思っていたより高い」(69.4%)との回答が約7割で最も多く、「ビールは大衆飲料なのに高すぎる」(44.0%)、「他の商品やサービスに比べて高すぎる」(39.5%)の2項目に関しても4割前後の人があげており、ほとんどの人が、現在の税率に納得していないことがうかがえました。 この他、「ビール愛飲者の負担が大きすぎる」(26.4%)、「外国と比べて高すぎる」(26.2%)、「アルコール度数が低いのに高すぎる」(15.1%)などをあげる人もおり、税負担率の高さには、誰もが不満を抱いているようです。 性別でも、男女とも1位は「思っていたより高い」ですが、〈男性〉(65.1%)よりも〈女性〉(75.5%)の方が10ポイント近くも高くなっており、意外に感じている人が多いようです。 一方、〈男性〉は「他の商品やサービスに比べて高すぎる」(男性44.3%、女性32.9%)、「外国に比べて高すぎる」(男性30.9%、女性19.7%)、「アルコール度数が低いのに高すぎる」(男性19.3%、女性9.3%)で、それぞれ〈女性〉より高くなっており、より強い不条理感を抱いています。 さらに、ビールの税負担率は、酒税・消費税を合わせてどのくらいが適性だと思うかというと、4割以上の人が「10〜20%未満」(42.9%)、3割弱の人が「20〜30%未満」(28.5%)と回答し、この“10〜30%未満”(71.4%)で7割を超えています。 ちなみに、平均は「18.1%」で、実際(46.2%)の税率より28.1ポイント低くなります。 この結果を前回と比較すると、平均は18.6%→18.1%と微減し、現状の税率との差も28.2%→28.1%とほとんど変わりません。5月の酒税改正では税率が下がったものの、それは極めて少額であり、愛飲者はさらなる減税を求めているようです。 次に、発泡酒350ml缶1缶の税負担率を事前の情報がない状態で答えてもらったところ、「10〜20%未満」(23.2%)、「20〜30%未満」(22.7%)という人がほとんど差なく続き、「30〜40%未満」という人も14.8%いて、平均はビールよりも約10ポイント低い「26.6%」です。 発泡酒の実際の税負担率は「35.5%」ですので、正解は「30〜40%未満」ということになりますが、正解者の率は14.8%の低率にとどまっています。 実際の発泡酒350ml缶1缶の酒税と消費税を合わせた税負担率(35.5%)を提示した上で、どんな実感を持つかというと、7割近い人が「思っていたより高い」(67.2%)をあげ、以下、「発泡酒は大衆飲料なのに高すぎる」(43.6%)、「他の商品やサービスに比べて高すぎる」(27.8%)、「発泡酒愛飲者の負担が大きすぎる」(23.5%)などが上位にあげられ、ビール同様、現在の税率に納得していないという結果となっています。 また、「ビールとは違う商品なのに高すぎる」(23.2%)という人も2割強おり、いずれにしても、愛飲者にとって実際の発泡酒の税負担率35.5%というのは、納得のいかない数字としてとらえられているようです。 発泡酒の適正な税負担率は、酒税・消費税合わせてどのくらいかと思うかを聞いたところ、半数近くが「10〜20%未満」(47.4%)と回答し、以下、「20〜30%未満」(24.1%)、「0〜10%未満」(21.5%)と続き、平均ではビール(18.1%)を下回る14.8%となっています。 最後に、新ジャンル商品について聞いてみました。 まず、新ジャンル商品の税率を助力なしで答えてもらったところ、3割弱が「10〜20%未満」(27.8%)をあげて最も多く、以下、「20〜30%未満」(17.3%)、「0〜10%未満」(16.3%)が差なく続き、「30〜40%未満」(7.2%)という人もわずかながらいるという結果になりました。 平均は「20.7%」で、実際の税率は25.5%ですから、それより5ポイントほど下回っていることになります。 次に、新ジャンル商品350ml缶1缶の酒税と消費税を合わせた税負担率(25.5%)を提示した上で、どんな実感を持つかというと、ビール・発泡酒同様「思っていたより高い」(53.6%)と答える人が半数を超え、以下、「新ジャンル商品は大衆商品なのに高すぎる」(31.8%)、「ビールとは違う商品なのに高すぎる」(22.1%)、「他の商品やサービスに比べて高すぎる」(21.4%)、「発泡酒とは違う商品なのに高すぎる」(20.3%)などが続いて、ビールや発泡酒とは商品特性が異なるものであるにもかかわらず、“高い”という声が強くなっています。 しかし、その一方で、「発泡酒よりは低いのでこんなものだと思う」(12.8%)と、肯定的にとらえている人が1割程度いるのが目を引きます。 では、新ジャンル商品の適正だと思う税負担率はというと、半数が「10〜20%未満」(50.5%)、3割が「0〜10%未満」(30.2%)をあげ、この“0〜20%未満”に全体の8割を越える回答が集中しています。 実際の税負担率である25.5%を含む「20〜30%未満」(14.6%)は6人に1人弱にとどまり、平均は「12.5%」で、実際の税率との差は半分の13%となっています。